ジェネリック
ジェネリックとは
ジェネリックとは英語でGenericと表記し、「一般的な」、「ブランドに囚われない」といった意味の言葉です。
ジェネリック医薬品は先発品の特許が切れた後に厚生労働省の承認を得て発売される薬で後発品とも呼ばれます。
病院で処方されるお薬は二種類、新薬とジェネリック医薬品があり、
それぞれ先発医薬品、後発医薬品とも呼ばれています。
先発医薬品は、製薬メーカーが新しく開発した薬のことです。
ジェネリックとは
先発メーカーが開発した新薬は20~25年間特許で守られ、独占的な製造・販売ができます。
この新薬の特許期間が過ぎると、開発メーカー以外の製薬会社でも同じ薬を作ることが可能になります。
特許の切れた先発医薬品の後に発売されるため、「後発医薬品」または「ジェネリック医薬品」といわれています。
ジェネリック医薬品
ジェネリックの優れるところは
▶ メリット 1
ジェネリック医薬品の最大のメリットは薬の価格が安いことです。
新薬の開発には、10~15年の年月と150~200億円にのぼる莫大な費用と時間が必要といわれています。
ジェネリック医薬品は、開発にかかる期間は3~5年、開発費は1億円程度といわれており、研究・開発費が大幅に抑えられるため、新薬に比べて約2〜7割の価格に抑えることができます。
生活習慣病、糖尿病など薬を長期間服用する方にとっては、とても強い味方になります。
▶ メリット 2
ジェネリック医薬品は、新薬の有効性・安全性が十分に確かめられた後に作られるので、使いやすく、安全なおくすりともいえます。
▶ メリット 3
個人の財布に優しいジェネリック医薬品は、国にとっても年々増加の一途をたどる医療費の節約に大きく貢献しています。
特許の切れた先発医薬品をジェネリック医薬品に切り替えると、年間約1.3兆円の医療費が節約できるといわれています。
▶ メリット 4
薬の形状や大きさをを小さくしたり、苦みを改善して服用しやすくするなど、先発医薬品と同等以上の飲みやすさが工夫されているジェネリック医薬品もあります。